総合商社は割安なのか?
(2015/6/21追記)
こんばんは
今日は、2年ほど前に書いた総合商社についての考察を見直してみます。
(この記事の下の方に2年前の記載があります。)
今から読み返してみると、いろいろ誤りというか、私の認識不足の面があったと感じています。
1番大きな認識不足は、住友商事についてです。
住友商事は、資源事業への依存度が低く、安定感が大きいということを書いていましたが、大きな誤りでした。
資源事業への依存度が低かったのは事実ですが、経営陣はそこを弱みと考えて、強化しようとしていたようです・・・
そして、皆さんもご存知のように、シェールガス関連で失敗して減損を出すなど今のところ、結果は出ていません。
総合商社全体が割安であるのは、こういった急に赤字になったりする事業の不安定さにもあるのかもしれません。
また、資産に油田や鉱山の権利など価値が良くわからないものが含まれていると思うので、その辺りもPBRが低めに出る要因という気がします。
さて、せっかくなので、5大総合商社の現在(2015/6/21)の株価についても見ておきます。
2年前と比べると、丸紅以外の全ての銘柄で株価が上がっています。
株価の上昇と業績の伸び悩みに伴って、利回りやPER面で割安感が少し薄れてきている銘柄が多いです。
ただ、株価の上昇は、割安感の是正というよりは、相場全体が強かったことに引きずられた面が大きいと思われます。
(2年前の日経平均は、15,000円くらいでしたので。)
個別に銘柄の株価を見ていくと、三菱商事のやや高い株価の上昇と丸紅の低迷ぶりが目立っているように思います。
丸紅については、前期に減損を出していますが、同じ減損なら住友商事のほうがだいぶひどいんですが・・・
減配が嫌われたのかもしれません。
まとめかたが良くわかりませんが、大企業+割安感のある銘柄として、引き続き、総合商社に注目しています。
そして、いつも同じことを言っていますが、株価が安くなることがあれば、買ってみたいと思います。
ただ、前期の住友商事の減損っぷりにびびってしまって、当面は見送りの可能性が高いです。
(2013/5/14記載)
今回は、バリュー投資に関連して、総合商社は割安なのかを見ていきたいと思います
2013年5月14日現在の5大総合商社のデータは以下の通りです。
データ上は、どの会社も割安であると言えます。
今年度は、株価は上昇していますが、他の業界の銘柄ほどは上昇していません。
手がける事業が多彩、複雑でどこに注目したら良いのかわからないこと、業績が石油や石炭などの資源価格に依存していることが多く、ブレが大きいことなどが株価が割安で放置されている原因として考えられます。
総合商社株は、中小型の割安株でたまに見られるように株価が急騰して何倍にもなる可能性は少ないと思いますが、出来高が多く、流動性が高いのでいつでも売買しやすく、短期売買も可能なのが大きなメリットです。
【結論】
長々と書いてきましたが、最後に、結論というか私の見解です。
総合商社株は、現在のところ割安ですが、どこかで見直される局面があると思うので、ポートフォリオの1つとして組み込んでおいて損はないと思います。
個人的には、利回りが高く、比較的、資源依存度が低くて業績のブレが少ない住友商事が長期投資には良さそうに感じています。
世界的に金融緩和をしていることもあり、今後、資源価格が上がると思うなら、資源依存度が高い三井物産、三菱商事に投資するのも良いと思います。
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こんばんは

今日は、2年ほど前に書いた総合商社についての考察を見直してみます。
(この記事の下の方に2年前の記載があります。)
今から読み返してみると、いろいろ誤りというか、私の認識不足の面があったと感じています。
1番大きな認識不足は、住友商事についてです。
住友商事は、資源事業への依存度が低く、安定感が大きいということを書いていましたが、大きな誤りでした。
資源事業への依存度が低かったのは事実ですが、経営陣はそこを弱みと考えて、強化しようとしていたようです・・・
そして、皆さんもご存知のように、シェールガス関連で失敗して減損を出すなど今のところ、結果は出ていません。
総合商社全体が割安であるのは、こういった急に赤字になったりする事業の不安定さにもあるのかもしれません。
また、資産に油田や鉱山の権利など価値が良くわからないものが含まれていると思うので、その辺りもPBRが低めに出る要因という気がします。
さて、せっかくなので、5大総合商社の現在(2015/6/21)の株価についても見ておきます。
三菱商事 | 三井物産 | 住友商事 | 伊藤忠商事 | 丸紅 | |
株価 (円) | 2,773 | 1,676.5 | 1,454 | 1,679 | 710.1 |
利回り (%) | 2.02 | 3.82 | 3.44 | 2.98 | 2.96 |
実績PER (倍) | 11.25 | 9.8 | - | 8.88 | 11.68 |
予想PER (倍) | 12.52 | 12.52 | 7.89 | 8.09 | 6.85 |
PBR | 0.81 | 0.73 | 0.73 | 1.09 | 0.81 |
2年前と比べると、丸紅以外の全ての銘柄で株価が上がっています。
株価の上昇と業績の伸び悩みに伴って、利回りやPER面で割安感が少し薄れてきている銘柄が多いです。
ただ、株価の上昇は、割安感の是正というよりは、相場全体が強かったことに引きずられた面が大きいと思われます。
(2年前の日経平均は、15,000円くらいでしたので。)
個別に銘柄の株価を見ていくと、三菱商事のやや高い株価の上昇と丸紅の低迷ぶりが目立っているように思います。
丸紅については、前期に減損を出していますが、同じ減損なら住友商事のほうがだいぶひどいんですが・・・
減配が嫌われたのかもしれません。
まとめかたが良くわかりませんが、大企業+割安感のある銘柄として、引き続き、総合商社に注目しています。
そして、いつも同じことを言っていますが、株価が安くなることがあれば、買ってみたいと思います。
ただ、前期の住友商事の減損っぷりにびびってしまって、当面は見送りの可能性が高いです。
(2013/5/14記載)
今回は、バリュー投資に関連して、総合商社は割安なのかを見ていきたいと思います

2013年5月14日現在の5大総合商社のデータは以下の通りです。
三菱商事 | 三井物産 | 住友商事 | 伊藤忠商事 | 丸紅 | |
株価 (円) | 1885 | 1399 | 1330 | 1270 | 744 |
利回り (%) | 2.92 | 3.07 | 3.46 | 3.15 | 3.23 |
PER (倍) | 8.62 | 8.09 | 7.15 | 7.16 | 6.28 |
PBR (倍) | 0.74 | 0.8 | 0.81 | 1.14 | 1.14 |
データ上は、どの会社も割安であると言えます。
今年度は、株価は上昇していますが、他の業界の銘柄ほどは上昇していません。
手がける事業が多彩、複雑でどこに注目したら良いのかわからないこと、業績が石油や石炭などの資源価格に依存していることが多く、ブレが大きいことなどが株価が割安で放置されている原因として考えられます。
総合商社株は、中小型の割安株でたまに見られるように株価が急騰して何倍にもなる可能性は少ないと思いますが、出来高が多く、流動性が高いのでいつでも売買しやすく、短期売買も可能なのが大きなメリットです。
【結論】
長々と書いてきましたが、最後に、結論というか私の見解です。
総合商社株は、現在のところ割安ですが、どこかで見直される局面があると思うので、ポートフォリオの1つとして組み込んでおいて損はないと思います。
個人的には、利回りが高く、比較的、資源依存度が低くて業績のブレが少ない住友商事が長期投資には良さそうに感じています。
世界的に金融緩和をしていることもあり、今後、資源価格が上がると思うなら、資源依存度が高い三井物産、三菱商事に投資するのも良いと思います。
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