過去の失敗トレード~上場直後の下方修正~
こんにちは。
今日は、ずいぶん久しぶりに過去の失敗トレードを振り返ります。
今回取り上げる銘柄は、2014年12月18日に上場した(3903)gumiです。
gumiの決済時にも記事を書いていますが、記憶を風化させないように今回取り上げてみました。
IPOと言えば、初値が公募価格の何倍にもなるという華々しい投資がイメージとしてありますが、実際はそのような銘柄はなかなか当選しません。
私自身も当時は、超大型案件のリクルートしか当選したことがなく、話題性の高いgumiが当選したときは、場合によってはかなり利益が出るのではと期待してうれしかったことを覚えています。
実際は、吸収金額が結構大きいことや予想される利益に対して株価が割高(この利益すら嘘だったのですが・・・)というネガティブな面もあったので、半信半疑ではあったものの、もちろん購入することにしました。
上場後の株価の動きとしては、公募価格が初値と同値、その後はやや弱含みという展開がしばらく続きました。
ここで諦めて損切りするという選択肢もあったのですが、子会社がファイナルファンタジーのオンラインゲームの開発を手掛けていてしばらくすれば発売されて話題になると思って持ち越すことにしました。
しかし、上場から2か月半後の3/5(決算発表の前)に、経常利益を予想+12.7億円→-6億円というひどい下方修正を発表し、その後は2日連続でストップ安になり、泣く泣く買値の半値以下の価格で損切りすることになりました。
その後すぐに、(もう損切りした後でしたが)、韓国子会社での横領事件、リストラ(人員削減)を次々に発表し、上場後わずか3か月の間に、「赤字下方修正」「横領事件」「リストラ」というトリプルコンボを達成しました。
横領事件はともかく、下方修正とリストラは上場前からわかっていたのではないかと憤りはありますが、お金が返ってくるわけではないので、泣き寝入りです・・・
ただ、胡散臭い会社であることは間違いありませんが、実際に子会社がファイナルファンタジーの新作を発売したり、ブレイブフロンティアなどヒット作を出したりしていて潜在能力はあるので、もしかすると、今後、株価がかなり上昇する可能性はあると思います。(とは言え、ひどい目にあわされたので、私がこの銘柄を買うことはないとは思いますが・・・)
gumiの投資成績は、以下の通りです。
わずか3か月の間に-53.9%となり、投資金額、期間、損失額を総合的に見て、私の株式投資でワーストワンの取引になりました。
ちなみに、この年の新規上場銘柄の下方修正は、ジャパンディスプレイ、フルッタフルッタなど悪質なものが他にもありました。
さすがに、gumiほどひどいものはありませんが、今年のIPO銘柄でも83社中10社であったと日経新聞に書かれていました。
最近では、ベイカレントやバーチャレクスコンサルティングが記憶に新しいです。
ある程度盛った業績予想にしたほうが、上場企業や幹事、ベンチャーキャピタルが儲かる仕組になっていること、また、東証もおそらく年度で目標IPO数を設定している可能性が高いことからこういったことはなくならないと思います。
今後もgumiのようなひどいケースが発生→東証の監査が厳しくなる→気が緩んだ頃にまたひどいケースが発生・・・のループになると考えています。
対策としては、業績予想だけでなく、実績も見ること、また、上場日、もしくは数日後に売却する(数日であればさすがに下方修正はほぼないので)ということが考えられます。
j;;;;;j,. ---一、 ` ―--‐、_ l;;;;;;
{;;;;;;ゝ T辷iフ i f'辷jァ !i;;;;; IPO直後に、下方修正などありえない・・・
ヾ;;;ハ ノ .::!lリ;;r゙
`Z;i 〈.,_..,. ノ;;;;;;;;>
,;ぇハ、 、_,.ー-、_',. ,f゙: Y;;f そんなふうに考えていた時期が
~''戈ヽ `二´ r'´:::. `! 俺にもありました
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今日は、ずいぶん久しぶりに過去の失敗トレードを振り返ります。
今回取り上げる銘柄は、2014年12月18日に上場した(3903)gumiです。
gumiの決済時にも記事を書いていますが、記憶を風化させないように今回取り上げてみました。
IPOと言えば、初値が公募価格の何倍にもなるという華々しい投資がイメージとしてありますが、実際はそのような銘柄はなかなか当選しません。
私自身も当時は、超大型案件のリクルートしか当選したことがなく、話題性の高いgumiが当選したときは、場合によってはかなり利益が出るのではと期待してうれしかったことを覚えています。
実際は、吸収金額が結構大きいことや予想される利益に対して株価が割高(この利益すら嘘だったのですが・・・)というネガティブな面もあったので、半信半疑ではあったものの、もちろん購入することにしました。
上場後の株価の動きとしては、公募価格が初値と同値、その後はやや弱含みという展開がしばらく続きました。
ここで諦めて損切りするという選択肢もあったのですが、子会社がファイナルファンタジーのオンラインゲームの開発を手掛けていてしばらくすれば発売されて話題になると思って持ち越すことにしました。
しかし、上場から2か月半後の3/5(決算発表の前)に、経常利益を予想+12.7億円→-6億円というひどい下方修正を発表し、その後は2日連続でストップ安になり、泣く泣く買値の半値以下の価格で損切りすることになりました。
その後すぐに、(もう損切りした後でしたが)、韓国子会社での横領事件、リストラ(人員削減)を次々に発表し、上場後わずか3か月の間に、「赤字下方修正」「横領事件」「リストラ」というトリプルコンボを達成しました。
横領事件はともかく、下方修正とリストラは上場前からわかっていたのではないかと憤りはありますが、お金が返ってくるわけではないので、泣き寝入りです・・・
ただ、胡散臭い会社であることは間違いありませんが、実際に子会社がファイナルファンタジーの新作を発売したり、ブレイブフロンティアなどヒット作を出したりしていて潜在能力はあるので、もしかすると、今後、株価がかなり上昇する可能性はあると思います。(とは言え、ひどい目にあわされたので、私がこの銘柄を買うことはないとは思いますが・・・)
gumiの投資成績は、以下の通りです。
株数 (株) | 買値 (2014/12/18) | 売値 (2015/3/11) | 受取 配当金等 | 損益 (円) |
100 | 3,300 | 1,521.76 | -177,824 |
わずか3か月の間に-53.9%となり、投資金額、期間、損失額を総合的に見て、私の株式投資でワーストワンの取引になりました。
ちなみに、この年の新規上場銘柄の下方修正は、ジャパンディスプレイ、フルッタフルッタなど悪質なものが他にもありました。
さすがに、gumiほどひどいものはありませんが、今年のIPO銘柄でも83社中10社であったと日経新聞に書かれていました。
最近では、ベイカレントやバーチャレクスコンサルティングが記憶に新しいです。
ある程度盛った業績予想にしたほうが、上場企業や幹事、ベンチャーキャピタルが儲かる仕組になっていること、また、東証もおそらく年度で目標IPO数を設定している可能性が高いことからこういったことはなくならないと思います。
今後もgumiのようなひどいケースが発生→東証の監査が厳しくなる→気が緩んだ頃にまたひどいケースが発生・・・のループになると考えています。
対策としては、業績予想だけでなく、実績も見ること、また、上場日、もしくは数日後に売却する(数日であればさすがに下方修正はほぼないので)ということが考えられます。
j;;;;;j,. ---一、 ` ―--‐、_ l;;;;;;
{;;;;;;ゝ T辷iフ i f'辷jァ !i;;;;; IPO直後に、下方修正などありえない・・・
ヾ;;;ハ ノ .::!lリ;;r゙
`Z;i 〈.,_..,. ノ;;;;;;;;>
,;ぇハ、 、_,.ー-、_',. ,f゙: Y;;f そんなふうに考えていた時期が
~''戈ヽ `二´ r'´:::. `! 俺にもありました
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