株主総会に行ってきた(アステラス製薬)~前編~
こんばんは
先日、(4503)アステラス製薬の株主総会に行ってきました。
この銘柄は、私が投資を始めた初期に買いました。
当時は資金が少なかったので、ミニ株(20株)を購入したのですが、途中で株式5分割があって、めでたく1単元ホルダーになり、株主総会にも参加できるようになったという経緯があります。
さて、話が変わって、アステラス製薬という会社は、時価総額で武田薬品工業に次いで国内第2位の製薬大手企業です。
2位と言う割には、他の製薬会社(武田、大塚、エーザイなど)と比べて知名度が低く、地味(?)な存在ですが、これはドラッグストアで売っている大衆医薬品を取り扱っていないことと10年くらい前に合併して生まれた会社だからかと思います。
だいぶ余談が長くなりましたが、総会の内容を簡単に振り返ってみます。
(書いてみたら記事がやたら長くなったので、前編と後編に分けて記載します。)
場所は、グランドプリンスホテル新高輪のホール(?)のようなところで、開催されました。
駅からやや遠く、またホテル内が広いので、会場にたどり着くまでけっこう大変でした。
ちなみに、すぐ近くで、コスプレや株主の質疑応答で盛り上がったと評判(?)のバンダイナムコホールディングスの総会も開催されていました。
時間は、10時~11時30分くらいまででした。
参加者は、受付票をもらい、首から下げるのですが、受付票に番号が書いてあり(番号は受付順に振られていると思われる)、番号から推測して総参加者は、おそらく3,000人くらいだったと思われます。
(最後の方に入った私が2,600番くらいだったため。)
参加している人は、年配の男性が1番多く、次に主婦と思われる女性が多く、女性の方は年齢層が広かったように思います。
受付時では、ペットボトル用の飲料水(常温)をもらいました。

総会の主な内容は、業績、研究開発の報告→課題の説明→質疑応答→議案の決議でした。
<業績、研究開発の報告>
映像での説明でしたが、わかりやすかったです。
少しわかりにくいと思ったのが、利益の部分で通常の営業利益、経常利益、純利益ではなく、種類が多くて複雑に感じました。
要点は以下の通りです。
・売上高
日本 4,972億円(前期比3%減)
米州 4,551億円(前期比26.1%増)
欧州・中東・アフリカ 3,293億円(前期比51%増)
アジア・アセアニア 911億円(前期比22.8%増)
・利益
コア営業利益 2,675億円(前期比23.5%増)
コア当期純利益 1,988億円(前期比29.7%増)
※コアベースの業績は、通常の業績を会社基準で調整したもののようです。
研究開発については、パイプライン(製薬業界の用語で新薬候補の事)の状況などを説明していました。
印象に残ったのは、日本の売上が全体の半分にも満たず、また、減収だったことです。
数字だけを見れば、1番大きいとは言え、日本も市場の1つに過ぎないグローバル企業という感じです。
なお、円安により増収、増益効果があった(売上で250億円、営業利益で100億円程度)とのことで、世界で売り上げがあるので、通常は円安メリットのある銘柄のようです。
<課題の説明>
社長によって3つの課題が説明されました。
①製品価値の最大化
既存の製品の売り上げを増やすための取り組みについて話されていました。
主力商品(ベシケア、イクスタンジなど)について、各国での承認取得などについて取り上げていました。
②イノベーションの創出
新薬開発の部分で、重点的な分野を定めて開発を行っているとのこと。
自社開発についても取り上げていましたが、買収や提携の話も多く、なにふりかまわないという印象を受けました。
③オペレーションの改善
開発以外の業務の高質化、効率化ということだと思いますが、具体的には組織の改革等の話で、どの会社でも取り組んでいることかと思います。
長くなってきたので、続きは、後編で書きます。
(追記)
後編を書きました。
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先日、(4503)アステラス製薬の株主総会に行ってきました。
この銘柄は、私が投資を始めた初期に買いました。
当時は資金が少なかったので、ミニ株(20株)を購入したのですが、途中で株式5分割があって、めでたく1単元ホルダーになり、株主総会にも参加できるようになったという経緯があります。
さて、話が変わって、アステラス製薬という会社は、時価総額で武田薬品工業に次いで国内第2位の製薬大手企業です。
2位と言う割には、他の製薬会社(武田、大塚、エーザイなど)と比べて知名度が低く、地味(?)な存在ですが、これはドラッグストアで売っている大衆医薬品を取り扱っていないことと10年くらい前に合併して生まれた会社だからかと思います。
だいぶ余談が長くなりましたが、総会の内容を簡単に振り返ってみます。
(書いてみたら記事がやたら長くなったので、前編と後編に分けて記載します。)
場所は、グランドプリンスホテル新高輪のホール(?)のようなところで、開催されました。
駅からやや遠く、またホテル内が広いので、会場にたどり着くまでけっこう大変でした。
ちなみに、すぐ近くで、コスプレや株主の質疑応答で盛り上がったと評判(?)のバンダイナムコホールディングスの総会も開催されていました。
時間は、10時~11時30分くらいまででした。
参加者は、受付票をもらい、首から下げるのですが、受付票に番号が書いてあり(番号は受付順に振られていると思われる)、番号から推測して総参加者は、おそらく3,000人くらいだったと思われます。
(最後の方に入った私が2,600番くらいだったため。)
参加している人は、年配の男性が1番多く、次に主婦と思われる女性が多く、女性の方は年齢層が広かったように思います。
受付時では、ペットボトル用の飲料水(常温)をもらいました。

総会の主な内容は、業績、研究開発の報告→課題の説明→質疑応答→議案の決議でした。
<業績、研究開発の報告>
映像での説明でしたが、わかりやすかったです。
少しわかりにくいと思ったのが、利益の部分で通常の営業利益、経常利益、純利益ではなく、種類が多くて複雑に感じました。
要点は以下の通りです。
・売上高
日本 4,972億円(前期比3%減)
米州 4,551億円(前期比26.1%増)
欧州・中東・アフリカ 3,293億円(前期比51%増)
アジア・アセアニア 911億円(前期比22.8%増)
・利益
コア営業利益 2,675億円(前期比23.5%増)
コア当期純利益 1,988億円(前期比29.7%増)
※コアベースの業績は、通常の業績を会社基準で調整したもののようです。
研究開発については、パイプライン(製薬業界の用語で新薬候補の事)の状況などを説明していました。
印象に残ったのは、日本の売上が全体の半分にも満たず、また、減収だったことです。
数字だけを見れば、1番大きいとは言え、日本も市場の1つに過ぎないグローバル企業という感じです。
なお、円安により増収、増益効果があった(売上で250億円、営業利益で100億円程度)とのことで、世界で売り上げがあるので、通常は円安メリットのある銘柄のようです。
<課題の説明>
社長によって3つの課題が説明されました。
①製品価値の最大化
既存の製品の売り上げを増やすための取り組みについて話されていました。
主力商品(ベシケア、イクスタンジなど)について、各国での承認取得などについて取り上げていました。
②イノベーションの創出
新薬開発の部分で、重点的な分野を定めて開発を行っているとのこと。
自社開発についても取り上げていましたが、買収や提携の話も多く、なにふりかまわないという印象を受けました。
③オペレーションの改善
開発以外の業務の高質化、効率化ということだと思いますが、具体的には組織の改革等の話で、どの会社でも取り組んでいることかと思います。
長くなってきたので、続きは、後編で書きます。
(追記)
後編を書きました。
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