決算分析の課題点

こんばんは。

2016年3月期の決算発表がほぼ終わったことに関連して、現状の決算分析の課題をメモしておこうと思います。
(決算分析と言っても、株探ニュースを引用して、その結果から翌営業日の株価がどうなるかを考えている程度なので、課題だらけというのが実際のところではありますが・・・)

何が問題かを見ていくために、日本空調サービスの決算発表について例として考えていきます。

(4658)日本空調サービス (現在の株価:526円)

日本空調サービス <4658> が5月13日大引け後(16:20)に決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比7.4%増の23.7億円になり、17年3月期は前期比0.9%増の24億円とほぼ横ばいを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。6期連続増収、4期連続増益になる。

(株探ニュースより引用)


日本空調サービスの決算発表は、やや良かったです。

4月中旬に特別損失を発表しており、純利益ベースでは前期減益とすべてが順調というわけではないのですが、この内容は織り込み済みであることと増配の発表が大きく、月曜日は株価は反発するのではないかと考えています。



問題点1:経常利益しか見れていない事がある

株探ニュースの記事は、簡潔でわかりやすいのですが、経常利益しか見れないという欠点があります。

上記の例では、非常に業績が良かったように見えるのですが、特別損失を計上したため、純利益が減少しており、実際は、業績が良かったとは言えない結果になっています。
今回はそれに気づいたのですが、忙しくて決算書に目を通せない時など見落とすことも良くあります。

この点については、より詳しいニュースサイトを見るという手もありますが、やはり、決算書を読むのが一番確実な解決策かと思います。


問題点2:業績予想の修正に気付くのが遅い

本決算発表の少し前に、業績予想の上方修正、下方修正が出るこことが多く、その点をカバーできておらず、決算発表後に、業績予想の修正があったことに気づくことが多いです。

日本空調サービスの場合も決算発表の1ヶ月くらい前に下方修正がありました。
ちなみに、株価のほうは、下方修正が出る少し前から急落しています。

解決策としては、決算発表の少し間(2週間~1ヶ月前くらい?)からリリースが出ないか注意しておく必要があります。

また、教訓として、決算発表の影響を避けて保有銘柄の手仕舞いをしたい場合は、決算発表日直前ではなく、余裕を持って売っておいた方が良さそうです。


問題点3:会社が発表した数字を見ているだけで、原因や発表された予想の妥当性など数字の裏を読めていない

業績が良かった(悪かった)原因をわかっていないことがほとんどで(決算書に書いてある場合はわかるのですが・・・)、そのため、業績が今後どうなるかという自分なりの予想ができていません。

その結果として、会社が出した業績予想をそのまま信じてしまっています。

理想を言えば、会社予想が妥当かどうかを検証して、今後、業績予想の修正がありそうかどうかやさらに突っ込んで1年間ではなく、その先の予想もある程度できれば良いのですが・・・


問題点1、2については、解決することはできるのですが、保有銘柄数が多いため、かなり手間がかかります。
保有銘柄を減らす、もしくは、重要な銘柄(保有残高が多いとか期待しているとか)を決めて、その銘柄についてはきっちりウォッチするなどしたほうが良さそうです。

問題点3の解決は、とても難しいです。(というか、この部分をある程度できれば、簡単に億万長者になれそうです・・・)
とは言え、できないと諦めるのではなく、試行錯誤して、少しづつできるようになればと考えています。
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