マスク関連銘柄の研究~夏に買って、冬に売れば儲かるのか?~
こんにちは
今日も暑いですね。
さて、夏と言えば、何が思い浮かぶでしょうか?
夏だ!海だ!花火だ!
マスクだ??(夏とマスクはあまり関係ありません・・・
)
マスク関連の銘柄は、インフルエンザが流行してマスクの需要が増える冬に株価を上げやすいと言われています。
そこで、夏にマスク関連の株を買って、冬に売れば儲かるのではないかと考えたわけです。
今日は、業界研究の番外編として、マスク関連銘柄が冬に株価を上げやすいのか検証して、その後、個別銘柄の分析をします。
ということで、「マスク関連銘柄の分析いつやるの??」
「今でしょ!!」

<分析対象銘柄>
マスク関連銘柄と言われている(3107)ダイワボウ、(3109)シキボウ、(3514)日本バイリーンの3銘柄を分析します。
3社とも繊維系の会社です。
<マスク関連銘柄は、冬に株価を上げやすいか?>
過去5年の年初来高値、安値の時期を見て、検証します。
なお、市場の影響を考慮するために、日経平均のデータも合わせて見ます。
(各年度の上段が年初来高値とその時期、下段が安値とその時期です。)
データ上からは、ダイワボウ、シキボウに関しては12月後半~1月後半に高値になる傾向があります。
(2009年だけは、市場の影響が強く、8月が全ての銘柄の高値になってしまっています。)
日本バイリーンについては、冬に株価が高くなるというわけではないようです。
自動車向けの製品や電池用セパレーターの事業を手がけているので、マスクの需要が株価に与える影響が弱いのかもしれません。
このことから、ダイワボウ、シキボウを冬場までに仕込んで、冬に売ればいいように思うのですが、そう簡単ではありません。
問題の1つは、この5年については日経平均も冬場に高値を記録していることが多いので、単に市場に連動しただけかもしれないということです。
ただし、日経平均より株価の上昇率が高いこと、ピークの時期がずれていることが多いので、冬場に上げやすいということは少し言えそうです。
(日経平均と連動性があって、ベータが高いだけかもしれないと思ったのですが、それほど高くないようです。)
もう1つは、安値が必ずしも夏ではなく、買い時が難しいというです。
(昨年は理想的な株価の動きだったのですが・・・)
<各銘柄の分析>
ここからは、夏とか冬とか関係なく、いつものように各銘柄の分析をします。
全体的にPBRは低く、株価はやや割安な感じです。
業績については、日本バイリーンが好調、ダイワボウ、シキボウはまずまずのようです。
単純に銘柄だけを見ると、業績好調で、利回りも高い日本バイリーンが1番魅力的に感じます。
ダイワボウ、シキボウについてもまずまずの銘柄と思います。
<結論>
マスク関連銘柄を夏に買って、冬に売っても必ずしも利益にはなりません。
ただし、ダイワボウ、シキボウについては、冬に株価を上げやすいと思われ、かつ、悪い銘柄ではないので、夏に安く仕込むことができるのであれば、この戦略を試してみる価値はあると思います。
チャンスがあれば、この夏~冬に、私自身が実験台になる予定です!
にほんブログ村に参加しています。
(おもしろかったら、クリックお願いします。ブログを書く励みになります!)
↓↓

|HP|

今日も暑いですね。
さて、夏と言えば、何が思い浮かぶでしょうか?
夏だ!海だ!花火だ!
マスクだ??(夏とマスクはあまり関係ありません・・・

マスク関連の銘柄は、インフルエンザが流行してマスクの需要が増える冬に株価を上げやすいと言われています。
そこで、夏にマスク関連の株を買って、冬に売れば儲かるのではないかと考えたわけです。
今日は、業界研究の番外編として、マスク関連銘柄が冬に株価を上げやすいのか検証して、その後、個別銘柄の分析をします。
ということで、「マスク関連銘柄の分析いつやるの??」
「今でしょ!!」

<分析対象銘柄>
マスク関連銘柄と言われている(3107)ダイワボウ、(3109)シキボウ、(3514)日本バイリーンの3銘柄を分析します。
3社とも繊維系の会社です。
<マスク関連銘柄は、冬に株価を上げやすいか?>
過去5年の年初来高値、安値の時期を見て、検証します。
なお、市場の影響を考慮するために、日経平均のデータも合わせて見ます。
(各年度の上段が年初来高値とその時期、下段が安値とその時期です。)
ダイワボウ | シキボウ | 日本 バイリーン | 日経平均 | |
2012 | 199円(1/30) 132円(7/26) | 124円(1/26) 84円(5/17) | 384円(3/16) 321円(6/6) | 10395円(12/28) 8295円(6/4) |
2011 | 228円(1/26) 110円(3/15) | 125円(1/20) 64円(3/15) | 456円(1/25) 296円(12/22) | 10857円(2/21) 8160円(11/25) |
2010 | 259円(4/28) 172円(7/22) | 153円(1/18) 102円(8/12) | 465円(4/26) 373円(7/1) | 11339円(4/5) 8824円(8/31) |
2009 | 506円(8/19) 174円(3/12) | 284円(8/19) 81円(2/23) | 608円(8/26) 384円(4/1) | 10639円(8/26) 7054円(3/10) |
2008 | 514円(12/22) 166円(10/10) | 183円(6/4) 79円(10/7) | 613円(6/18) 324円(10/7) | 14691円(1/4) 7162円(10/27) |
データ上からは、ダイワボウ、シキボウに関しては12月後半~1月後半に高値になる傾向があります。
(2009年だけは、市場の影響が強く、8月が全ての銘柄の高値になってしまっています。)
日本バイリーンについては、冬に株価が高くなるというわけではないようです。
自動車向けの製品や電池用セパレーターの事業を手がけているので、マスクの需要が株価に与える影響が弱いのかもしれません。
このことから、ダイワボウ、シキボウを冬場までに仕込んで、冬に売ればいいように思うのですが、そう簡単ではありません。
問題の1つは、この5年については日経平均も冬場に高値を記録していることが多いので、単に市場に連動しただけかもしれないということです。
ただし、日経平均より株価の上昇率が高いこと、ピークの時期がずれていることが多いので、冬場に上げやすいということは少し言えそうです。
(日経平均と連動性があって、ベータが高いだけかもしれないと思ったのですが、それほど高くないようです。)
もう1つは、安値が必ずしも夏ではなく、買い時が難しいというです。
(昨年は理想的な株価の動きだったのですが・・・)
<各銘柄の分析>
ここからは、夏とか冬とか関係なく、いつものように各銘柄の分析をします。
ダイワボウ | シキボウ | 日本 バイリーン | |
株価 (円) | 163 | 120 | 512 |
利回り (%) | 2.45 | 1.67 | 2.73 |
PER (倍) | 12.5 | 17.32 | 26.27 |
PBR (倍) | 0.7 | 0.51 | 0.83 |
全体的にPBRは低く、株価はやや割安な感じです。
業績については、日本バイリーンが好調、ダイワボウ、シキボウはまずまずのようです。
単純に銘柄だけを見ると、業績好調で、利回りも高い日本バイリーンが1番魅力的に感じます。
ダイワボウ、シキボウについてもまずまずの銘柄と思います。
<結論>
マスク関連銘柄を夏に買って、冬に売っても必ずしも利益にはなりません。
ただし、ダイワボウ、シキボウについては、冬に株価を上げやすいと思われ、かつ、悪い銘柄ではないので、夏に安く仕込むことができるのであれば、この戦略を試してみる価値はあると思います。
チャンスがあれば、この夏~冬に、私自身が実験台になる予定です!
にほんブログ村に参加しています。
(おもしろかったら、クリックお願いします。ブログを書く励みになります!)
↓↓



|HP|
- 関連記事
-
- 業界研究~メガバンク編~(前編)
- マスク関連銘柄の研究~夏に買って、冬に売れば儲かるのか?~
- 業界研究~100円ショップ編~(2013/6/23)