9月の優待銘柄の権利落ち日付近の値動きの検証
こんばんは
権利落ち日が過ぎたので、今日は、9月の優待銘柄の権利落ち日付近の値動きの検証を行います。
対象銘柄や優待内容、中間配当の予想利回りは、前回の記事に書いています。
この検証の目的は、優待銘柄の値動きの傾向をつかんで、良いタイミングで売買して利益を出す助けにするということです。
例えば、権利落ち日に優待や利回りの価値以上に下げる銘柄があれば、権利落ち日以降に買うほうが良いし、逆に、権利落ち日であってもあまり株価が下がらないのであれば、権利付最終日以前に買って、権利落ち日に売るという手法が考えられます。
と、まあ、おおげさなことを書きましたが、実際に見るのは、権利付最終日(9/25)の終値と権利落ち日(9/26)の始値だけで、また、この9月の結果がいつも通用するわけでもないので、あくまで参考情報です。
では、結果です。
前日のアメリカ市場が悪かったこともあり、全体的にパフォーマンスが悪いのですが、日経平均を基準として、相対的に見ていきます。
(本当は、日経平均でなく、9月に優待や配当を出さない銘柄の集合と比べるべきですが、データを取るのが大変です。)
株価の動きが、配当や優待だけで決まるなら、パフォーマンスは、日本マクドナルド、ビックカメラ(9月優待銘柄でない)>日経平均(構成銘柄の1部に優待銘柄が含まれる)>9月優待銘柄の順に大きくなるはずです。
実際に、マクドナルド、ビックカメラのパフォーマンスは相対的に良い結果になりました。
優待銘柄を見ていくと、ANAとオリエンタルランドのパフォーマンスは良く、モスフードと三越、ワタミのパフォーマンスは普通、コロナとゼンショーはやや悪い、ディア・ライフはかなり悪いという結果になりました。
自分なりに解釈すると、優待や配当の価値が1単元の価格と比べると小さく、また、1単元の価格が高く、買いにくいので、オリエンタルランドは、あまり影響がないようです。
また、優待や配当の価値が1単元の価格と比べて大きいコロナとディア・ライフは権利落の影響が大きくなっています。
(コロナはともかく、ディア・ライフはひどすぎますが。)
ちなみに、上記2つの解釈は、3月に検証した時も同じような結果が出ていました。
その他を見てみると、ゼンショーは配当、優待の価値以上に下がりましたが、それ以外はまずまずだったと思います。
なお、ANAや伊勢丹を良く利用する人は、優待の価値が非常に高いので、権利月最終日に買って、権利落ち日に売るという手もありそうです。
【結論】
3月と9月の2回検証しただけなので、結論というほどのものではありませんが、心構えとして私の考えを書いておきます。
①配当、優待の価値が大きい銘柄を権利付最終日やその少し前に買うのは危険
魅力的な優待や配当は欲しいですが、ディア・ライフの例を見ればわかるようにかなり危険です。
欲張らず、権利落ち日以降にに買ったほうが良さそうです。
逆に、オリエンタルランドのように、1単元の価格が高く、優待や配当の利回りが低い銘柄については、あまり気にせず売買しても良さそうです。
②使う人によっては、非常に利回りが高くなる銘柄がある
権利付最終日や権利落ち日での売買とはあまり関係ありませんが、ANAや伊勢丹の例を見ればわかるように使う人によっては、優待の価値が非常に高くなる銘柄があり、そのサービスを普段から利用している人にはかなりおすすめできます。
(例えば、伊勢丹の優待をフルに活用するならば、利回りは10%を超えます。)
また、このような銘柄は、(クオカードなど誰にとっても同じ価値がある優待銘柄と比べて)権利落ちの影響を受けにくいというのも利点と思います。
私はANAや伊勢丹をそれほど利用するわけではないので、自分にとっての良い優待銘柄と言えませんが、常にアンテナを張って、自分にとって良い優待銘柄を探して行きたいと思います。
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権利落ち日が過ぎたので、今日は、9月の優待銘柄の権利落ち日付近の値動きの検証を行います。
対象銘柄や優待内容、中間配当の予想利回りは、前回の記事に書いています。
この検証の目的は、優待銘柄の値動きの傾向をつかんで、良いタイミングで売買して利益を出す助けにするということです。
例えば、権利落ち日に優待や利回りの価値以上に下げる銘柄があれば、権利落ち日以降に買うほうが良いし、逆に、権利落ち日であってもあまり株価が下がらないのであれば、権利付最終日以前に買って、権利落ち日に売るという手法が考えられます。
と、まあ、おおげさなことを書きましたが、実際に見るのは、権利付最終日(9/25)の終値と権利落ち日(9/26)の始値だけで、また、この9月の結果がいつも通用するわけでもないので、あくまで参考情報です。
では、結果です。
銘柄名 | 9/25終値 | 9/26始値 | 騰落率 |
コロナ | 1,240 | 1,196 | -3.5% |
ANAホールディングス | 258.4 | 255.8 | -1.0% |
オリエンタルランド | 20,300 | 20,255 | -0.2% |
モスフードサービス | 2,227 | 2,180 | -2.1% |
ゼンショーホールディングス | 1,035 | 990 | -4.3% |
ワタミ | 1,356 | 1,325 | -2.3% |
三越伊勢丹ホールディングス | 1,418 | 1,389 | -2.0% |
ディア・ライフ | 1,007 | 910 | -9.6% |
日本マクドナルドホールディングス | 2,690 | 2,691 | 0.0% |
ビックカメラ | 1,039 | 1,034 | -0.5% |
日経平均 | 16,374 | 16,087 | -1.8% |
前日のアメリカ市場が悪かったこともあり、全体的にパフォーマンスが悪いのですが、日経平均を基準として、相対的に見ていきます。
(本当は、日経平均でなく、9月に優待や配当を出さない銘柄の集合と比べるべきですが、データを取るのが大変です。)
株価の動きが、配当や優待だけで決まるなら、パフォーマンスは、日本マクドナルド、ビックカメラ(9月優待銘柄でない)>日経平均(構成銘柄の1部に優待銘柄が含まれる)>9月優待銘柄の順に大きくなるはずです。
実際に、マクドナルド、ビックカメラのパフォーマンスは相対的に良い結果になりました。
優待銘柄を見ていくと、ANAとオリエンタルランドのパフォーマンスは良く、モスフードと三越、ワタミのパフォーマンスは普通、コロナとゼンショーはやや悪い、ディア・ライフはかなり悪いという結果になりました。
自分なりに解釈すると、優待や配当の価値が1単元の価格と比べると小さく、また、1単元の価格が高く、買いにくいので、オリエンタルランドは、あまり影響がないようです。
また、優待や配当の価値が1単元の価格と比べて大きいコロナとディア・ライフは権利落の影響が大きくなっています。
(コロナはともかく、ディア・ライフはひどすぎますが。)
ちなみに、上記2つの解釈は、3月に検証した時も同じような結果が出ていました。
その他を見てみると、ゼンショーは配当、優待の価値以上に下がりましたが、それ以外はまずまずだったと思います。
なお、ANAや伊勢丹を良く利用する人は、優待の価値が非常に高いので、権利月最終日に買って、権利落ち日に売るという手もありそうです。
【結論】
3月と9月の2回検証しただけなので、結論というほどのものではありませんが、心構えとして私の考えを書いておきます。
①配当、優待の価値が大きい銘柄を権利付最終日やその少し前に買うのは危険
魅力的な優待や配当は欲しいですが、ディア・ライフの例を見ればわかるようにかなり危険です。
欲張らず、権利落ち日以降にに買ったほうが良さそうです。
逆に、オリエンタルランドのように、1単元の価格が高く、優待や配当の利回りが低い銘柄については、あまり気にせず売買しても良さそうです。
②使う人によっては、非常に利回りが高くなる銘柄がある
権利付最終日や権利落ち日での売買とはあまり関係ありませんが、ANAや伊勢丹の例を見ればわかるように使う人によっては、優待の価値が非常に高くなる銘柄があり、そのサービスを普段から利用している人にはかなりおすすめできます。
(例えば、伊勢丹の優待をフルに活用するならば、利回りは10%を超えます。)
また、このような銘柄は、(クオカードなど誰にとっても同じ価値がある優待銘柄と比べて)権利落ちの影響を受けにくいというのも利点と思います。
私はANAや伊勢丹をそれほど利用するわけではないので、自分にとっての良い優待銘柄と言えませんが、常にアンテナを張って、自分にとって良い優待銘柄を探して行きたいと思います。
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テーマ : 株主優待&総会のおみやげ
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