業界研究~携帯電話事業会社編~(2014/3/30)
こんにちは
今日は、携帯電話事業会社の研究をします。
携帯電話は、非常に身近な存在で、多くの方がこの業界について興味があるのではないでしょうか・・・
国内では、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの3社があり、最近までは、シェア1位のNTTドコモからソフトバンク、auが顧客を奪うという構図が続いていましたが、今後はどうなっていくのでしょうか?
まず、業界の最近の動向について簡単に触れて、その後、株価、業績の推移などについて見ていきます。
<業界展望>
携帯電話の事業は、基地局の設置など初期投資に費用が多額にかかるものの、毎年1人当たりの契約者から5~6万円程度の収益が得られる収益率の高いストック型のビジネスです。
国内市場は、契約数が日本の人口を超え、やや飽和状態ですが、各社ともサービスを強化して、1人当たりの収益を上げたり、他社から契約者を奪うことなどで収益の拡大を図っています。
一例を挙げると、最近は、従来の3G回線よりも通信速度が速く、混雑しにくいLTE回線が注目を集めており、エリア構築が進められています。
また、ソフトバンクがアメリカの携帯電話会社スプリントを買収したことも記憶に新しいところです。
シェア争いについては、NTTドコモからソフトバンク、auが契約者を奪うという構図が続いていましたが、NTTドコモがiPhoneを発売したこともあり、最近は、この傾向がやや薄れてきています。
2014年1月末のシェアについては、NTTドコモが約45%、auが約30%、ソフトバンクが約25%となっています。
携帯電話の現在のシェアについては、このサイトを参考にしました。
<日本の携帯電話事業会社3社の株式データ>
ここでは、携帯事業会社3社のデータを会社単位で見ていきます。
(携帯事業を比べるという意味でなら、ソフトバンク、KDDIについては携帯事業の部分だけを取り出したほうが良いのですが、このサイトは株式投資がテーマで、どの銘柄が良いかということを知りたいので、各銘柄のデータを見ていきます。)
株価のデータを見る限りでは、NTTドコモにやや割安感がありますが、他の2社には割安感はあまりありません。
各社のここ数年の業績は以下の通りです。

NTTドコモは、純利益が一番多く、安定はしていますが、伸び悩んでいるとも言えます。
KDDIは、予想通りに進捗するのであれば、利益がかなり伸びるようです。
ソフトバンクは、かなり不安定ですが、利益の伸び率は一番高いです。
M&Aを繰り返して、利益を伸ばしていくというビジネスモデルなので、純利益が不安定になるということかもしれません。
それにしても、どの会社も毎年数千億円の純利益が出ていて、儲かっていますね。
やっぱり、携帯電話の事業は、割の良いビジネスなんだなあと思います。
<私の見解>
財務が健全で、業績が安定しているNTTドコモは、リスクが少ない長期投資向けの銘柄と思います。
反対に、成長力が非常に高いものの、負債が多い(自己資本比率は20%程度)ソフトバンクは、ハイリスクハイリターンの銘柄と言えるでしょう。
KDDIは、ドコモとソフトバンクの中間と言った感じです。
私の方針としては、市場が軟調なときなど、株価が下がったところで、財務、業績が安定していて、配当利回りの高いNTTドコモを長期投資用に買いたいと考えています。
(どの株価水準で買うかは難しいのですが・・・)
また、ソフトバンクについては、成長力があり、ニュースとして取り上げられる機会も多いので、タイミングを図って、短期売買を行いたいと思います。
KDDIについては、買い方が難しいですが、業績の予想がかなり良いので、予想通りに進むのであれば、株価も上がっていく可能性が高いと思います。
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今日は、携帯電話事業会社の研究をします。
携帯電話は、非常に身近な存在で、多くの方がこの業界について興味があるのではないでしょうか・・・
国内では、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの3社があり、最近までは、シェア1位のNTTドコモからソフトバンク、auが顧客を奪うという構図が続いていましたが、今後はどうなっていくのでしょうか?
まず、業界の最近の動向について簡単に触れて、その後、株価、業績の推移などについて見ていきます。

<業界展望>
携帯電話の事業は、基地局の設置など初期投資に費用が多額にかかるものの、毎年1人当たりの契約者から5~6万円程度の収益が得られる収益率の高いストック型のビジネスです。
国内市場は、契約数が日本の人口を超え、やや飽和状態ですが、各社ともサービスを強化して、1人当たりの収益を上げたり、他社から契約者を奪うことなどで収益の拡大を図っています。
一例を挙げると、最近は、従来の3G回線よりも通信速度が速く、混雑しにくいLTE回線が注目を集めており、エリア構築が進められています。
また、ソフトバンクがアメリカの携帯電話会社スプリントを買収したことも記憶に新しいところです。
シェア争いについては、NTTドコモからソフトバンク、auが契約者を奪うという構図が続いていましたが、NTTドコモがiPhoneを発売したこともあり、最近は、この傾向がやや薄れてきています。
2014年1月末のシェアについては、NTTドコモが約45%、auが約30%、ソフトバンクが約25%となっています。
携帯電話の現在のシェアについては、このサイトを参考にしました。
<日本の携帯電話事業会社3社の株式データ>
ここでは、携帯事業会社3社のデータを会社単位で見ていきます。
(携帯事業を比べるという意味でなら、ソフトバンク、KDDIについては携帯事業の部分だけを取り出したほうが良いのですが、このサイトは株式投資がテーマで、どの銘柄が良いかということを知りたいので、各銘柄のデータを見ていきます。)
NTTドコモ | KDDI | ソフトバンク | |
株価 (円) | 1,594 | 5,795 | 7,694 |
利回り (%) | 3.76 | 2.24 | 0.52 |
PER (倍) | 13.34 | 16.3 | 29.78 |
PBR (倍) | 1.22 | 2.32 | 5.24 |
株価のデータを見る限りでは、NTTドコモにやや割安感がありますが、他の2社には割安感はあまりありません。
各社のここ数年の業績は以下の通りです。

NTTドコモは、純利益が一番多く、安定はしていますが、伸び悩んでいるとも言えます。
KDDIは、予想通りに進捗するのであれば、利益がかなり伸びるようです。
ソフトバンクは、かなり不安定ですが、利益の伸び率は一番高いです。
M&Aを繰り返して、利益を伸ばしていくというビジネスモデルなので、純利益が不安定になるということかもしれません。
それにしても、どの会社も毎年数千億円の純利益が出ていて、儲かっていますね。
やっぱり、携帯電話の事業は、割の良いビジネスなんだなあと思います。
<私の見解>
財務が健全で、業績が安定しているNTTドコモは、リスクが少ない長期投資向けの銘柄と思います。
反対に、成長力が非常に高いものの、負債が多い(自己資本比率は20%程度)ソフトバンクは、ハイリスクハイリターンの銘柄と言えるでしょう。
KDDIは、ドコモとソフトバンクの中間と言った感じです。
私の方針としては、市場が軟調なときなど、株価が下がったところで、財務、業績が安定していて、配当利回りの高いNTTドコモを長期投資用に買いたいと考えています。
(どの株価水準で買うかは難しいのですが・・・)
また、ソフトバンクについては、成長力があり、ニュースとして取り上げられる機会も多いので、タイミングを図って、短期売買を行いたいと思います。
KDDIについては、買い方が難しいですが、業績の予想がかなり良いので、予想通りに進むのであれば、株価も上がっていく可能性が高いと思います。
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