自社株買いについて

こんばんは

今日は、最近、保有銘柄で発表があったこともあり、自社株買いについてまとめてみます。

自社株買いとは、企業が、株式市場から過去に発行した株式を自らの資金を使って直接買い戻すことを指します。
株主への利益還元やストックオプション(従業員持ち株制度)、敵対的買収の防衛策を目的として行われます。

投資家から見たメリット、デメリットは以下の通りです。

<メリット>
・発行済株式数が少なくなるので、1株あたりの利益が多くなる
・市場での買い圧力が大きくなる(需要が増える)

<デメリット>
・財務体質が悪化する(自己資本比率が低くなる)

メリット、デメリットともにありますが、自社株買いが発表されると、株価が上がることがほとんどです。
これは、上記のメリットが大きいことと、自社株買いを行うことが、企業が現在の株価を割安と見ているサインだと考えられているためです。

なお、自社株買いを行った後は、取得した株式を消滅させる消却と企業内で保有する(金庫株)の2つの方法があります。
金庫株のほうは、発行株式数がそのままのように思っていたのですが、実際は消却と同じで減少するようです。
(詳しくは、このサイトを参考にしました。)

自社株買いを良く行っている企業としては、キャノンがまず思い浮かびます。
自社株買いを良くやる企業を調べてみてもおもしろいかもしれません。


【私の見解】
ここまでは、一般論を書きましたが、ここからは、私の見解です。
(独断と偏見が入っているかもしれないので、ご注意ください)

私としては、企業には、まず有望な事業へ投資+ある程度配当を出すこと(一定以上の配当利回りや配当性向を基準とする)を優先して行い、その後、余裕があれば、自社株買いを行ってほしいと思っています。

自社株買いは、配当に比べると、税金を払わなくて良いというメリットはあるんですが、規模やどこから株を買うかによっても効果が違うし、はっきりしないところが多いと思うからです。

(以下はいくらか私怨入ってます・・・)
また、自社株買いを行っても、金庫株にして、その後、しばらくして市場で売却するとか消却しても増資したら、私のような長期投資を中心としている人間には意味がないですし、配当のほうが好ましいように思います。

特に、企業が、自社株買い、立会外分売(増資)の両方を行う場合は、自身の情報を持っている株の売買を行うのでインサイダーっぽい感じです。

企業が、自社株買いの後に分売(増資)、または、分売(増資)の後に自社株買いをする場合は、期間を1年とか2年空ける必要があるとか制限をかけたほうが良いのではないかと考えています。
(企業が自社株買い発表後に、全く無関係の大株主が分売する場合などはしかたないと思いますが・・・)


最後は、良くわからない方向に進んでしましましたが、通常は、投資家にとって自社株買いは良いことなので、自社株買いを良く行っているかどうかを銘柄選びの基準の1つに加えても良いと思います。
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