立会外分売銘柄の分析～電算～

(2013/11/11分析)

こんばんは
最近は、11月のIPOの抽選日が続いています。
また、結果が全て出たら発表し（晒し？）ますが、今のところは全滅です

さて、今日は、(3640)電算の立会外分売の分析を行います。

【業務内容】信越地盤の情報処理・システム開発中堅。首都圏へも展開。市役所など地方自治体向けに強み

現在株価 (円）	1,904
分売価格 (円）	1,847
ディスカウント率 (％)	2.99
分売数量 （株）	80,000
最低申込数量 (株）	100
申込上限数量 （株）	2,600
分売実施日	2013/11/12

【評価】★★ (★５つが満点：分売日当日の評価です。）

利回り1.83%、PER24.17倍、PBR1.33倍と割安感はありません。
分売数量は少ないですが、普段の出来高も少ないので負担になる可能性はあります。
（株主優待があるので、実際の利回りは表示より高くなります。）

株主優待（1単元で商品券4,000円）が非常に魅力的なことと分売数量が少ないことが好材料です。

今期の業績が急落する見込みであることと普段の出来高が少ないことが懸念点です。

分売価格での（優待を含めた利回り）は4%程度と非常に魅力的なのですが、業績がかなり悪く、この懸念のほうが大きいと見て、損失が出る可能性のほうが高いと予想します。

最近の分売は思った以上に強いことが多いので、もしかしたら今回も乗り切ってしまうかもしれませんが、業績を見ると手を出すのは危険かなと思います。

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(2013/11/12追記)

【結果】★★★

分売価格 (円）	1,847
始値 (円）	1,860
高値 (円）	1,885
安値 (円）	1,860
終値 (円）	1,875

分売価格を上回って始まり、その後もじりじりと株価を上げました。
終わってみれば、始値が安値になっていて、最後まで堅調でした。

損失が出る可能性が高いと予想しましたが、ひどい見当外れでした。
今期の業績の急落（っていうか赤字転落）を考え、厳しい展開を予想しましたが、配当利回りが良いことに加え、市場全体の地合がかなり良かったことも追い風になったように思います。

それにしても、最近の立会外分売は調子が良いことが多いですね・・・