日経平均とTOPIX、どちらを買えば良い??
こんばんは。
以前に、日経平均連動型ETFとTOPIX連動型ETFの記事を書きましたが、自分で書いていて、疑問を持ったのが、いったい、どちらを買えば良いのだろう?ということです。
株価指数の記事を書いたときに、この2つの指数の特徴を少し書きましたが、今日は、ETFとして買うにはどちらが良いのかという視点で検討してみます。
より上がりそうな方を買うというのが当たり前の答えなんですが、それがわからないので、いろいろな視点から考えてみます。
【銘柄数と主な構成銘柄】
銘柄数は、日経平均が225、TOPIXが1,900ちょっとです。
主な構成銘柄は、
日経平均がファーストリテイリング、KDDI、ソフトバンク、ファナックなどです。
TOPIXがトヨタ、三菱UFJフィナンシャルグループ、日本電信電話、ソフトバンクなどです。
日経平均の特徴としては、銘柄数が少なく、また主力銘柄が与える影響がかなり大きいです。
(2016/2末時点で、ファーストリテイリングは、日経平均の時価総額の7.5%、KDDI、ソフトバンク、ファナックも各4%ほどを占めるため、この4銘柄で日経平均の時価総額の2割程度を占めます。)
TOPIXについては、時価総額の大きな銘柄の影響が大きいものの、1番大きなトヨタでもTOPIXの時価総額の4%に届かないくらいです。
ということで、TOPIXのほうが分散効果が高く、日経平均は特定の銘柄の影響が大きくなっています。
【信託報酬】
以前の記事に書いたように、日経平均(0.14~0.225%)、TOPIX(0.06~0.11%)とTOPIXの方が安いです。
ただし、どちらもかなり低い水準で、大きな差ではありません。
【過去のパフォーマンス】
2005~2015年の日経平均、TOPIXのパフォーマンスは以下の通りです。
パフォーマンスは、日経平均の方がかなり高いです。
自民党に政権が変わる少し前から日経平均のほうがパフォーマンスが良くなっていることは知っていましたが、調べてみるとそれ以前の時期にも日経平均がTOPIXをかなり上回っている時期がありました。(2006年、2009年)
結果として、11年間の累計で日経平均65.67%に対し、TOPIX34.59%とかなり差がついています。
<結論>
完全に個人的な見解になりますが、過去のパフォーマンスの差が大きいので、私なら日経平均のほうを選びます。
もちろん、このパフォーマンスは過去のもので、あくまで参考情報であり、今後の結果についてはなんの保証にもならないのですが、これだけ差があるとTOPIXのほうを選ぶ気にはなれないです。
(個別銘柄であれば、材料や業績で変わってくるので、それほど過去のパフォーマンスを気にしないのですが。)
実は、記事を書く前は、日経平均のほうが最近のアベノミクスでのパフォーマンスがやや高いものの全体的にそれほど差がなく、TOPIXのほうが分散効果が高く、微々たるものとはいえ、信託報酬が安いので、TOPIXのほうが良いのではと考えていたのですが、実際に調べてみて考えが変わりました。
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以前に、日経平均連動型ETFとTOPIX連動型ETFの記事を書きましたが、自分で書いていて、疑問を持ったのが、いったい、どちらを買えば良いのだろう?ということです。
株価指数の記事を書いたときに、この2つの指数の特徴を少し書きましたが、今日は、ETFとして買うにはどちらが良いのかという視点で検討してみます。
より上がりそうな方を買うというのが当たり前の答えなんですが、それがわからないので、いろいろな視点から考えてみます。
【銘柄数と主な構成銘柄】
銘柄数は、日経平均が225、TOPIXが1,900ちょっとです。
主な構成銘柄は、
日経平均がファーストリテイリング、KDDI、ソフトバンク、ファナックなどです。
TOPIXがトヨタ、三菱UFJフィナンシャルグループ、日本電信電話、ソフトバンクなどです。
日経平均の特徴としては、銘柄数が少なく、また主力銘柄が与える影響がかなり大きいです。
(2016/2末時点で、ファーストリテイリングは、日経平均の時価総額の7.5%、KDDI、ソフトバンク、ファナックも各4%ほどを占めるため、この4銘柄で日経平均の時価総額の2割程度を占めます。)
TOPIXについては、時価総額の大きな銘柄の影響が大きいものの、1番大きなトヨタでもTOPIXの時価総額の4%に届かないくらいです。
ということで、TOPIXのほうが分散効果が高く、日経平均は特定の銘柄の影響が大きくなっています。
【信託報酬】
以前の記事に書いたように、日経平均(0.14~0.225%)、TOPIX(0.06~0.11%)とTOPIXの方が安いです。
ただし、どちらもかなり低い水準で、大きな差ではありません。
【過去のパフォーマンス】
2005~2015年の日経平均、TOPIXのパフォーマンスは以下の通りです。
TOPIX | 日経平均 | |
2005 | 43.50% | 40.24% |
2006 | 1.90% | 6.92% |
2007 | -12.22% | -11.13% |
2008 | -41.77% | -42.12% |
2009 | 5.63% | 19.04% |
2010 | -0.97% | -3.01% |
2011 | -18.94% | -17.34% |
2012 | 18.01% | 22.94% |
2013 | 51.46% | 56.72% |
2014 | 8.08% | 7.12% |
2015 | 9.93% | 9.07% |
累計 | 34.59% | 65.67% |
パフォーマンスは、日経平均の方がかなり高いです。
自民党に政権が変わる少し前から日経平均のほうがパフォーマンスが良くなっていることは知っていましたが、調べてみるとそれ以前の時期にも日経平均がTOPIXをかなり上回っている時期がありました。(2006年、2009年)
結果として、11年間の累計で日経平均65.67%に対し、TOPIX34.59%とかなり差がついています。
<結論>
完全に個人的な見解になりますが、過去のパフォーマンスの差が大きいので、私なら日経平均のほうを選びます。
もちろん、このパフォーマンスは過去のもので、あくまで参考情報であり、今後の結果についてはなんの保証にもならないのですが、これだけ差があるとTOPIXのほうを選ぶ気にはなれないです。
(個別銘柄であれば、材料や業績で変わってくるので、それほど過去のパフォーマンスを気にしないのですが。)
実は、記事を書く前は、日経平均のほうが最近のアベノミクスでのパフォーマンスがやや高いものの全体的にそれほど差がなく、TOPIXのほうが分散効果が高く、微々たるものとはいえ、信託報酬が安いので、TOPIXのほうが良いのではと考えていたのですが、実際に調べてみて考えが変わりました。
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