業界研究~製薬業界編~ (2013/6/15)

こんばんは

今日は、製薬業界の研究をします。

以前、総合商社で同じようなことをしましたが、他の業界でもやってみたらおもしろいのではないかとこのコーナーを立ち上げました。
(なお、上場している日本株に関連する分析を行いますので、非上場会社や外資系の分析は行いません。)

薬

<業界展望>
病気の治療や予防は、生活に不可欠であり、景気の良し悪しに左右されないので、製薬業界は安定した業界と言われています。また、日本は今後、高齢化社会を迎えるので、、薬の需要は増えると考えられ国内でも数少ない有望な業界の1つと思います。
就職先としても、高給、かつ、潤沢な資金を使って研究ができるため、研究者の憧れです。

しかし、重要な収益源となる新しい薬を開発するためには、研究開発にお金が非常にかかり、かつ、運も必要であり、ある意味、ギャンブル的な要素があります。
また、国が医療費を抑制するために、薬価改定やジェネリック医薬品の推進を行っていることも逆風です。ファイザーやグラクソスミスクラインといった海外勢も強大です。

日本の大手の製薬会社もジェネリックの子会社を設立したり、新薬を持つ海外の会社を買収するなどいろいろと工夫していますが、容易ではないというのが現状です。

まとめると、業界全体としては有望ですが、製薬業界に属する全ての会社が有望というわけではありません。そのため、投資を行う場合はどの会社が良いか吟味する必要があります。(それを見極めるのが難しいのですが・・・)

<日本の主要製薬会社5社の株式データ>
 武田薬品
工業
アステラス
製薬
第一三共エーザイ大塚
ホールディングス
株価
(円)
42654880157737003025
利回り
(%)
4.222.663.84.051.92
PER
(倍)
25.6527.0516.6621.8413.63
PBR
(倍)
1.562.081.262.251.27


データからは、どの会社も比較的利回りが高いです。(大塚ホールディングスは、自社製品の株主優待があるのでそれを加えるともう少し高くなります。)
また、どの会社も自己資本比率は高いので、長期投資が可能であり、出来高も多いので短期売買も可能でしょう。

ここ数年の業績面では、大塚ホールディングスが増益傾向で好調、エーザイとアステラスが安定的、武田は減益気味、第一三共は買収したインドの会社の誤算もあり不安定といった感じです。
ただし、研究開発やM&Aでうまく新薬を調達できれば、一発逆転できるので、どの会社にもチャンスがあると言えます。

結局、どの会社が投資に向いているか難しいというのが結論なのですが、製薬以外の事業も盛んで増益傾向の大塚ホールディングス、もしくは、利回りが高く、業績が安定しているエーザイが無難だとは思います。

また、自身が愛用している製品があれば、その製品を作っている企業(例えば、チョコラBBならエーザイ、アリナミンなら武田)を応援する意味で投資しても良いかもしれません。(財務的にしっかりしているので、そう簡単にはどの会社は傾かないように思います。)
1年位前だと、今より株価も低くて利回りが高かったので、もっと投資しやすかったのですが・・・

長々と書きましたが、第1回の業界研究はこのくらいにしておこうと思います。
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